一ノ蔵男声合唱団の第23回定期演奏会を聴いてきました。 10月10日、一ノ蔵男声合唱団の第23回定期演奏会を拝聴しました。会場は、横浜・紅葉坂の上にある神奈川県立音楽堂。約1,000席の客席がほぼ埋まるほど、多くの人が集まりました。 1986(昭和61)年に結成されたこの合唱団は、今年で40周年を迎えます。宮城県の酒蔵「一ノ蔵」の酒が好きな人たちが集まってできた合唱団で、「男声合唱・日本酒・人の和の魅力を求めて!」をコンセプトに活動しているそうです。 団員の平均年齢は73歳、最高齢はなんと90歳。それでも、声量豊かで力強い歌声は圧巻でした。プロの合唱団にも引けを取らない見事なハーモニーに引き込まれ、聴いているうちに時間がたつのを忘れてしまいました。 また、この合唱団は音楽を楽しむだけでなく、社会貢献にも取り組んでいます。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県東松島市あおい地区へ、入場料の一部を毎年震災復興支援金として寄付しているというお話をお聞きしました。また、被災時には「311円募金」という活動も行っていたそうです。歌声に込められた人の和が、支援の輪にもつながっているのは素晴らしいと思いました。 演奏会の後は、野毛の「福包酒場」で二次会のパーティーが開かれました。一ノ蔵男声合唱団だけあって、酒豪が集まっていました。今回は、一ノ蔵の純米酒辛口、大和伝、無鑑査超辛口の3種類を飲み比べることができました。素晴らしい合唱を楽しんだ後に、おいしい日本酒と仲間との語らい。ついつい飲みすぎて、久しぶりに千鳥足で帰宅しました。 一ノ蔵男声合唱団のテーマソング「人と人と人と人と」には、人生を楽しもうという思いが、これでもかというほど詰め込まれています。ひとりでは弱い人間も、人と集い、語り合い、酒を酌み交わし、ともに歌えば、喜びは何倍にも膨らむ。人と人とのつながりの中にこそ、人生の妙味があり、楽しみがある。その通りですね。 JIP関係では、木島さん、渡辺さん、望月さん、石橋さん、そして廣瀬が参加しました。音楽と日本酒、そして人とのつながりを存分に楽しんだ、充実した一日となりました。 文後さん、ありがとうございました。 <<演奏曲目>> 14:00 ~15:50 Opening... 開幕曲 一ノ蔵男声合唱団エール 「人と人と人と人と」 一ノ蔵男声合唱団作詞、多田武彦 作曲 指揮 ...
この季節になると、庭には次々と草が生えてきます。少し放っておくだけで伸び放題になってしまうので、草刈りはなかなか大変です。私も毎年、「また草刈りか」と気が重くなります。 先日、散歩の途中で、いつも立ち寄る神社の境内で草刈りをしているご夫婦を見かけました。こういう方々がいるから、神社はいつもきれいに保たれているのだなあと感謝の気持ちが湧きました。 しばらく眺めていると、不思議なことにお二人がとても楽しそうなのです。イヤイヤ草刈りをしている私とは大違いでした。 そんな折、いつもお参りしている寺院の広報誌で、「遊ぶ」という題のエッセイを読みました。そこには、ある学生が禅宗の老師に「人生の目的とは何ですか」と尋ねたところ、老師が「ただ遊ぶんじゃな」と答えたという話が紹介されていました。 もちろん、好き勝手に遊び回るという意味ではありません。禅では、仕事も遊びも区別せず、目の前のことに無心に打ち込むことを大切にするそうです。掃除や洗濯、薪割り、畑仕事、読経に至るまで、すべてが「修行」であり、「動く座禅」なのだといいます。 好き嫌いや楽苦を超えて、今していることに全身全霊で向き合う。その境地を「遊ぶ」と表現しているのでしょう。苦労を避けるのではなく、苦労も含めて今この瞬間を味わい、楽しむ姿勢です。 人生は苦労の連続です。だからこそ、長い道中には「遊び心」が必要なのかもしれません。上機嫌に生きようと心掛けることで、不思議と物事も良い方向へ向かっていくのでしょう。 神社の境内で楽しそうに草刈りをしていたご夫婦は、まさにその境地に達していたのではないか。そんなことを思いながら、私も少しだけ草刈りへの向き合い方が変わった気がしました。