すごい風が吹いていた。春一番かもしれない。これからどんどん暖かくなっていくのだろう。今日は、妻と自転車で牡丹を見に行った。
その前に腹ごしらえ。日高屋で定番のニラレバ炒め定食を食べた。いつ食べてもうまい。どの店でも全く同じ味がする。品質管理がしっかりしているのだろう。タッチパネルの注文も慣れてきた。便利だ。
最初は龍華寺に行ったが、風が強いので傘がすべて取り外されていた。黄色の牡丹と藤の花がきれいだった。
そのあと、旧伊藤博文金沢別邸に行った。自転車は便利だ。
伊藤博文が松本房治氏に送った金屏風というものが展示されていた。博文は蓮の花が好きだったようだ。「菊の花は隠逸(質素で控えめ)なるもの、牡丹の花は富貴(富も名誉もある)なるもの、蓮の花は君子(優れて品位がある)たるもの」と言っている。蓮は泥の中から芽を出して美しい花を咲かせる仏教でも最も好まれる花だ。仏陀も好きだった。当然、それを知っていたのだろう。
ここで妻と離れて単独行動となった。はじめは、野島の掩体壕(えんたいごう)という戦争遺跡を見学した。1945(昭和20)年3月15日から6月30日にかけて掘られた横穴だそうだ。長さ260メートル、幅20メートル、高さ7メートルの巨大なトンネルだ。小型の飛行機を100機収納する予定だったそうだ。3か月でこれだけの工事をしたとは、人間業とは思えない。できたころには戦争が終わっていたのだから、まさに「骨折り損のくたびれもうけ」「焼け石に水」だったわけだ。戦争なんてバカなことはやらないことだ。
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