昨日の雨が嘘のように晴れた。千光寺のオタマジャクシを見に行こうと思った。大水の谷戸のどんずまりに急な階段がある。昔、谷戸と呼ばれていたところは、ほとんど階段が作ってある。登り切ってまっすぐ行くと千光寺がある。左に下ると六浦の駅なのでだいぶ距離はある。門前の池には、残念ながらオタマジャクシはいなかった。せっかく来たので、猫塚などを見ていこうと思った。法然の浄土宗なので南無阿弥陀仏の石碑が多い。丸に三つ引きの家紋が彫ってあった。これは三浦氏や和田氏の家紋だ。本堂の横に針供養の石碑があった。裏を見たら相川藤兵衛の建立であった。どんな関係があるのだろう。 ここは、照手姫ゆかりの寺だが、話の中で、照手姫は2回念仏を唱えることで命が救われている。油堤に投げ込まれた時と、野島で松の葉でいぶされた時だ。観音様にお祈りして助かったことになっている。まさに法然の 専修念仏(せんじゅねんぶつ)のおかげだ。念仏を唱えることで助かったという話は、いろいろなところに出てくる。 朝比奈の農園の方に歩いていたら小さな花壇があった。昔、この近くの山に咲いていたエビネなどが植えてあった。 農園を見た後に、小池さんの家の前の旧道を通ったら、川にモクズガニがいた。珍しい。上海ガニの仲間なので食べたらうまいと思われる。