スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

9月, 2025の投稿を表示しています

悪人正機を考える

 親鸞聖人の言葉を唯円という人がまとめたと言われる歎異抄という本に悪人正機という有名な言葉がある。歎異抄は、鎌倉時代に書かれた本だが、500年前に蓮如上人が封印をして普通の人はずっと読むことが出来なかった。 歎異抄が読まれるようになったのは明治に入ってからである。蓮如上人は、誤解されやすい内容なので、間違った考え方が流布されると危険だと判断したのだろう。でも、西田幾多郎や 倉田百三、司馬遼太郎などが 無人島に持っていきたい本の中に入れたいなどと 絶賛している。 こんな一文である。「善人なおもて往生をとぐ いわんや悪人をや」。簡単に言うと、良い行いをした人が往生をとげることができるのなら悪人は当然、往生できるのだ、ということだ。 仏教では、亡くなると極楽浄土に行くと言われている。そこは、何の苦しみも悩みもなく桃源郷のような場所だと信じられている。逆に悪いことをした人は、地獄に落ちる。地獄は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に描かれた血の海や針の山だ。悪いことをすると閻魔様に地獄に落とされる、だから悪いことをしたらダメだよと私も小さいことから言われてきた。お寺に地獄絵図があるのはそのためだ。 悪人正機は、それと全く逆のことを言っている。 仏様の教えに五戒というものがある。 ①不殺生(生き物を殺さない)、②不偸盗(盗まない)、③不邪淫(みだらな関係を結ばない)、④不妄語(嘘をつかない)、⑤不飲酒(酒類を飲まない)。これはやってはならないと言われている。 善人が極楽浄土と言う桃源郷に行けるのなら、税金をちょろまかして裏金で私腹を肥やしても、妻子ある男と不倫しても、出ていない大学を出ていると嘘をついても、人を殺しても極楽浄土に行けるということである。倫理観の崩壊である。世の中悪人だらけになってしまう。蓮如上人はこれを恐れたのである。 浄土真宗の宗祖の親鸞聖人が、こんなことを言ったのだとすると大問題だ。唯円が間違って聞いたものが広まったのか、親鸞聖人はこんなことを考えていたのか。 日本最大の宗派と言われている真宗の教祖がこんな考え方を持っているはずはない。では、何で親鸞聖人はこんなことを言ったのか。悪人正機は、元々は師匠の法然上人が言われた言葉だと言われている。ならば、浄土教の本質を言っているのではないのか。 浄土教とは アンパンマンとバイキンマン、鬼太郎とねずみ男という悪役が人...

e-Taxを使ってみた

 ひょんなことから、長年避けていたe-Taxなるものをやるはめになった。マイナポータルには、スマホを使ってログインしていたが、そこからe-Taxのサイトに入るのは面倒くさい。そこで、ICカードリーダを購入してパソコンからサクッと入ってみたくなった。e-Tax(イータックス)は、国税庁が提供している 税金の電子申告・納税システムである。確定申告は、今は紙でやっているので将来は、これでやらなければなあと思っていた。 さっそく、ノジマに行ってICカードリーダを購入した。3000円ちょっとで、そんなに高価なものではない。セットアップガイドに沿って設定した。パソコンのUSBに接続してドライバーをインストールすると物理的にはつながるのだが、そのあとにアプリをインストールしないと何もできない。PASMOを読むためには、Felicaのアプリが必要。 FeliCa(フェリカ)は、ソニーが開発した 非接触型ICカードの技術方式。 交通系ICカード のSuica、PASMO、ICOCA などや 電子マネー の楽天Edy、QUICPay、nanaco などはみんなこの技術を使っている。ソニーはこれでかなり儲けている。アプリをインストールしたら、PASMOの中身を簡単にパソコンで見ることが出来るようになった。でも駅の読み取り機でも見れるので、それほど便利とは感じなかった。 これで、e-Taxやマイナポータルに簡単に入れると思ったら甘かった。Webでサービスを使うためには、それぞれのアプリをインストールする必要があるのだ。ワンストップになっていない。言われるままにインストールしたら結局10個近く(8個)のソフトをインストールする羽目になった。そのあと、マイナンバーカードをICカードリーダにかざして4桁のパスワードを入れるだけでe-Taxのホームページにログインすることができるようになった。マイナポータルのHPにも簡単にログインできた。マイナ保険証を使っていれば、医療費を全て確認できる。ねんきんネットにもマイナポータル経由でアクセスできる。便利と言えば便利だが、マイナンバーカードとパスワードを盗まれたら誰でも健康保険や年金の基本情報にアクセスできるというのは危険だと感じた。 これでe-Taxのホームページにアクセスできるようになったので、肝心の書類の申請をすることにした。申請のページまで...

テレビの修理

 突然、NHK総合放送だけが見れなくなった。本当に突然。他のチャンネルはきれいに映っている。ネットで調べたら、ケーブルではないかと書いてあったが怪しい回答と思った。そこで、サポートに電話した。最初の電話は、AIのようなものが受け付けた。最後まで書き込んで、送信を送ると、お金を請求してきた。詐欺だったようだ。すぐに消してJ:comのサイトにログインしてそこのサポート電話に修理を申し込んだ。2日後に、J:comの人が2人で訪れた。すぐに設定を確認して1分程度で映るようになった。さすがだな、と思った。今のテレビは、パソコンと同じなので時々、このようなことがあるという。直し方を教えてもらって、修理終了となった。サポートの人は、すぐに直ったのでよろこんでいた。これもノルマの一つです、と言って帰った。もう、家電製品を自分で直すじだいではないな、と思った。でもサポートの人の対応がスピディーで丁寧だったので気持ち良かった。これからの企業価値はここになるのではないかと思った。リモコンのデータ連動というボタンを押して再設定することで直った。めでたしめでたし。

人の記憶

 人の記憶というものは、風になびく竹のようなもの、流れる小川の水のようなもの、出来ては、はじける水玉のようなものかもしれない。思いついたことは、すぐに忘れる。でも、しばらくすると、また蘇ってくる。自然の中の営みの一つなんだと思う。